いえ。
知覚過敏です。
アイスをさ、前歯で噛むことができない。
その冷たさに歯の全神経が、悲鳴を上げ、顔が拝みたくなるような仁王像になる。
友達と食事に行った時、デザートに棒アイスが出たら少しテンション下がる。
みんなすぐ食べ終わるのに、私だけレロレロしてる。舐めて、溶かして、ちょっとずつ食べる作戦なんだけど全体の溶けるスピードが早すぎて、棒から ボトッ って落ちる時のやるせない気持ち。
アイスは好き。
スッゲー美味しい。
こんな美味しいものをこの世に生み出してくれてありがとう、って心の底から思う。
だからなおのこと悔しい。
この知覚過敏さえなければ、1000%堪能できるのに。
アイスの立場になって考えてみたら、舐め回された挙句、棒から落とされるという屈辱を受けることもないだろうに。
ちなみに5歳の娘は棒アイス一本ぐらいなら秒で完食する。
前歯、奥歯、歯という歯全てを使ってしゃぶり尽くす。
そして、まだ食べ終わってない私のアイスをハンターの目で凝視してくる。
あと真冬の歯磨きね。
正確には口をゆすぐ時なんだけど、油断して冷水でやっちゃった日には地獄見るよね。
さよなら 全ての歯の神経。
あの知覚過敏のなんとも言えない感覚はなんだろうね。
痛いとも違うし、なんかよく分からないけどヒュンッてなる。
足が痺れた時もなんとも言えない感覚だけど、分類的には似てる。
言葉にできないって意味で。
あー知覚過敏なおんねぇかなぁ。
もう物心ついた時からコイツに仁王像顔させられてるわけ。
もういいっつーの。
仁王像は飽きたっつーの。
歯医者に診てもらえだ?
おっしゃる通り。
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