鬼滅の刃、遊郭編が今日最終回ですね。
鬼滅の刃。
はい、大好きですね。
漫画全巻持ってるし、無限列車は映画館に家族みんなで観に行きました。
泣きました。
遊郭編のお気に入りシーンは堕姫ちゃんが禰豆子ちゃんにかかと落としをお見舞いされるシーンです。
アングルが素晴らしい。
今更だけど鬼滅の刃 兄妹の絆を語る語る~
すごい今更だけど兄妹の絆のレビューです。
主人公の竈門炭治郎(かまど たんじろう)は貧しいながらも家族で幸せに暮らしてるごくごく一般の男の子なわけで。
だからこそ、あの一話目は強烈な印象でした。
家族は惨殺され、妹は鬼にされるってちょっと1日に起きるイベントとしては詰め込みすぎっつーか、もはや地獄。
その鬼にされた妹は鬼狩りとかいう、いきなり登場してきた訳分からん奴に肩を刀でグサーとかされちゃって、挙句おもくそ説教されるっていうね。
いやもう、展開が目まぐるしいわけよ。
炭治郎はよくついてったと思うよ、この状況の変化に。
鼻が利くというのはね、きっと勘がいいんだよ。頭もいいと思う。
あ、鬼にされた妹は竈門禰󠄀豆子(かまど ねずこ)っていって、その禰󠄀豆子の肩をグサーした鬼狩りは冨岡義勇(とみおか ぎゆう)というんだけど。
まぁ、なんだかんだ言ってこの冨岡いい奴なんですよ。イケメンですよ。
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」でお馴染みの冨岡です。
鬼である禰󠄀豆子が食料となるはずの人間である炭治郎を庇う姿を見て、禰󠄀豆子を生かすことにした冨岡。
冨岡は鬼を狩る鬼殺の剣士でした。
そんな冨岡の助言により、炭治郎は鱗滝左近次(うろこだき さこんじ)という老人を訪ねることになりました。
この鱗滝というのは冨岡の師にあたり、鬼殺の剣士の育成を担う【育手(そだて)】の1人です。
冨岡は先に鱗滝に手紙を送って周知するという周到ぶりですよ。
出来る男は違うね。
その手紙には「鬼殺の剣士になりたいという少年をそちらに向かわせました。育てて下さい」との文面が。
…うん。
多分炭治郎は鬼殺の剣士になりたいとは一言も言ってなかったと思うんだ。
妹を人間に戻したい、とは言ってたけど鬼殺したいとは言ってないと思う。
もしかしたらカメラが回ってないところでそういう会話をした可能性も0ではないかもしれないが、多分してない。
そんなおしゃべりじゃないから、アイツは。大事なことも抜けてるとこあっから。
ちょっと天然ちゃんだから
そんなこんなで、鱗滝に初めて会った日にゃあ「判断が遅い!」つっていきなりビンタかまされたり、長距離走らされたり、罠がありまくりの山の中に放置されて死にかけたり、出会いが最早トラウマになりそうなハードなもんだったわけで。
しかもこの鱗滝は顔に天狗の面を付けてるので顔立ち・表情が一切分かりません。
怖い。
鱗滝的には本気で剣士として育てるつもりだから最初から厳しくしてたんだと思うけど。
炭治郎からしたら、聞いてませんけど!?ってならなかったんかな、ってね思う訳ですよ。
炭治郎は素直で真っ直ぐな、いい子なんで丸く収まった感ありますが、私が炭治郎の立場だったらブチギレですよ。
こちとら傷心の身なのに何を盛大に傷口に塩を塗り込んどるんやと。
なんだったら揉み込んでますよ。やめてよ、死んじゃうよ。
そもそも剣士になりたいなんて一言も言ってねーのになんでこんなアンジャッシュなコントみたいな状態に?あの冨岡の野郎、って私ならなる。
そこでそんな風にならないのが炭治郎が主人公である所以。
日々修行に明け暮れていきます。
軽く2年修行に充てちゃってます。
その間、鬼の禰󠄀豆子はどうしてたかと言うとずっと寝ています。
ヒロイン眠り姫状態です。
炭治郎はそのことが不安で仕方なかった。
朝起きたらコトンと死んでしまってるんじゃないかって。
もうさ、炭治郎背負ってるもん重過ぎなのよ。
家族は惨殺される、2年近くも修行する(キツい死にそう)心の拠り所の妹ずっと寝てる。
重すぎてこちとら胃もたれ起こしそうですよ。
でも、ここで炭治郎に新たなお友達が出来たのは嬉しい展開でした。
宍色の髪をした男の子が錆兎(さびと)
可愛らしい女の子が真菰(まこも)
錆兎ね、いい。
昨今、男はこう在るべき、女はこう在るべきという考え方は敬遠されがちですが
この錆兎は「男なら!」っていう台詞を結構連発してます。
男が喚くな見苦しい
とか
どんな苦しみにも黙って耐えろ
お前が男なら 男に生まれたなら
など。男ならこう在るべき、っていうのを全面的に出してるのが何というか信念のようなものを感じて素直にカッケーって思いました。
時代的なものもあるとは思うんですけどね。
一本筋が通った男、嫌いじゃないわよ。
真菰ちゃんは可愛い。もうそれだけでいい
え、可愛いは正義以上の正論ある?
ないよね。
そんなこんなで、この2人によってレベルアップした炭治郎は鬼殺の剣士になる為の最終選別に行くことを鱗滝から許可を得られたわけです。
きたよ、最終選別。
もうね、私は言いたい。
これの運営陣は何をやっとるんやと。
いくら修行してたとはいえ生捕にした鬼がいる山で7日間生き延びろってクレイジーにもほどがあるだろと。
しかも死ぬか生きるか、しか選択肢ないから。
問答無用で子供達殺されていくから。
運営の人助けてくれるとか全くない。
ダイ オア アライブ状態。
修行してさ、ちょっと強くなったからって調子乗って最終選別来ましたけれどもー、えー、思ってたんと違うー、これヤバイやつー、絶対死ぬやつー、って実際に経験して解ることってあるじゃない。
大人だってあるもの、それが未熟な十代となれば尚更よ。
でもさ、運営陣側は誰も助けに来てくれないの。
ザ放置。
確かに、実際に鬼殺隊に入ったとして鬼と戦って殺されそうになっても都合よく誰かが助けてくれる訳じゃないからね。
そういう方針です、と言われたらそれまでですが。
命があれば、俺には剣士は向いてなかったつって別の道開ける可能性あるじゃない。
そういうことをね、運営陣の大人達は考えんのかと。
もうね、鬼殺隊のトップオブトップである産屋敷(うぶやしき)さんの台詞怖いんですよ。
今回は5人も生き残ったのかい、優秀だね。
最初20人ぐらいいたんですよ。
最終選別に来た子供達は。
それが5人しか生き残ってないということは残りの15人ぐらいは鬼のポンポンにいるわけです。
なのに、こんなことを平然と言いのけるのは最早サイコパスの領域だと思うわけ。
穏やかな口調でなんちゅうこと言うとるんだと。
ジェントルメンサイコパスですよ。
5人で優秀ということなんで、毎度ほぼほぼ喰われるのでしょう、きっと。
恐ろしい仕組みだよほんと、最終選別。
これに比べたら炭治郎の山での修行なんて可愛いもんよ。
罠が殺しにかかってくる、とか言っても危なくなったら多分、左近次が絶対助けに来っから。
崖から足を踏み外して落ちたとしても、空飛ぶアンパンの如く左近次が助けてくれるって信じてる。
多分、修行してるときもずっと見てたと思う。
鱗滝左近次、推せる。
最終選別の何がヤバイって明らかレベルが違うボスを配置してるっていうとこだと思うのね。
レベル3のキャタピーがレベル70のミュウツー
に挑むような無茶振り。
このボスは手がいっぱい生えてて、中々見た目にインパクトあるの。
手鬼っていうんだけど。
年号で発狂するでお馴染みの手鬼です。
CV子安武人
超大御所〜。
大御所のお陰でよりインパクトあるキャラに仕上がってる〜。
この手鬼と鱗滝は因縁がありまして。
手鬼を生捕にしたのは鱗滝だったわけです。
そのことをずっと恨んでいる手鬼は捕らえられてから47年間、最終選別を受ける子ども達を喰べまくって生き延びていました。
50人以上の鬼殺隊候補生を喰らっていて、その内13人は鱗滝の弟子です。
13人の内にあの錆兎と真菰も入ってました。
そう、あの2人はこの手鬼にすでに殺されていたのです。
炭治郎に出会った時は魂の存在だったのかな?と思います。
鱗滝は弟子達にそれぞれ狐のお面【厄除の面】を渡しているのですが、皮肉なことにこの面が鱗滝の弟子であるという目印になって手鬼に率先して襲われる原因になっていました。
鱗滝さん痛恨のおドジ。
弟子も天然ドジっ子だし、この師弟はホント…でも優しい…好き……。
でもさ、正直思ってしまったよ。この面を頭部の左側に付けてる炭治郎を見てさ
邪魔そう…
って。
いや、だってさ鬼と戦ってる時にずれ落ちでもしようもんならさ邪魔で仕方ないじゃないですか。
鬼との命の取り合いですよ、一寸の隙で殺されるかもしれないってとこですよ。
お面めっちゃ気になるわけ。
取れないように頭の左側に全集中してしまうわけ。
まあこれはきっと私の修行が足りないからだよね、と思うことにします。
強敵である手鬼も無事倒し、最終選別を生き抜いた炭治郎。
満身創痍で鱗滝の家に着くと、そこには眠りから覚めた禰󠄀豆子の姿が。
抱きしめてきた禰󠄀豆子に、大泣きする炭治郎。
その2人を抱きしめ、面の下で大粒の涙を流す鱗滝の「よく生きて戻った!!」の台詞は目頭が熱くなりました。
勿論原作のストーリーも素晴らしいですが、アニメのクォリティーが高すぎて凄い。
もうこの一言です。
言葉はいらねぇ。
観りゃわかる。
そんな鬼滅の刃、私は大好きです。
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