会社で頑張りすぎちゃう人は過剰適応?過剰適応の原因と対処法について

迷える子羊

仕事多くて、しんどい。
でも頼まれると、断れないし
周りに合わせて、つい頑張ってしまう…

ひよぴち

そんな頑張り屋さんは【過剰適応】な状態の可能性があるで。

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目次

過剰適応って?

迷える子羊

過剰適応ってなんですのん。

ひよぴち

端的に言うと、自分の気持ちや感情よりも周りを優先させてしまい、無理をしながら頑張ってしまうことや。

過剰適応の怖いところ

自分は我慢して頑張ることが当たり前と、本人がその状態を受け入れてしまってるとこが過剰適応の怖いところです。

・周りの期待に応えようとして、自分の力量以上に頑張ろうとする人
・自分の気持ちを抑え込んで、周りに合わせ過ぎてしまう人
・「自分がやらなければ」という思いが強くて、しどくても休めない人

そんな自分の都合よりも周りを優先して、無理をしながら頑張ってしまい、不調をきたしてしまうのが過剰適応です。

日本人は「和を重んじる」「空気を読む」といった協調性スキルが抜群に高いです。
なぜならば、そういった振る舞いが美徳とされる日本社会では「和を重んじること」が歓迎される節があり、知らない間に私たちの考え方や振る舞い方に影響を及ぼしています。

過剰適応する人の特徴

・真面目で頑張り屋さん
・優しくて周りに気遣いが出来る
・責任感が強く自己犠牲的な面もある

迷える子羊

一見、悪いことではなさそう…

ひよぴち

本来はめっちゃ素敵な特徴やで。ただこの傾向が強すぎるとストレスを抱え込むことになるねん。

自分の感情を抑えて周りに合わすという行為は、表面上は上手く適応しているようにも見えます。
なので周囲の人には気付かれません。

それどころか本人すらも【我慢すること・頑張りすぎること】に慣れすぎていて、過剰適応になっていることに気付かなかったりします。

感情を押し込めて、周りに合わせてばかりいると知らず知らずのうちにストレスが溜まります。
そして自分で気づいた時には、いっぱいいっぱいになってしまい、最悪ストレス疾患を引き起こすことすらあるのです。

過剰適応になってしまう7つの原因

①親子関係
②機能不全家族
③学校
④発達障害
⑤見捨てられ不安
⑥社会と経済の不安
⑦日本人の新性

親子関係

親の過干渉や放置などの問題がある接し方をした場合、過剰適応しやすい『よい子』を作りだします。


親の過度な期待に応えようと頑張りすぎてしまう、または親に振り向いてもらいたいという理由から、自分を抑制し、聞き分けのいい『よい子』な振る舞いをすることが挙げられます。

親は自分の願望を「期待」という形で子供に向けます。
私も親になって、子どもに向けてる期待が実は「自分の願望」だったということもありました。

例えば親から、良いとこに進学・就職してほしいという期待を感じてる子どもは過剰適応しやすい傾向にあります。
その結果、周囲に認められたいという傾向も高く、またその反面自分に自信がないという傾向も高くなりがちなのです。

ひよぴち

昔のわしやないかい!

迷える子羊

経験者は語る…

この子、手がかからなくて助かるわ〜
の奥に、親の期待に応えようとするあまり感情を抑え込んでいる過剰適応の子どもになっていないか、そういう視点をもつことが大切です。

機能不全家族

ここではアダルトチルドレンは過剰適応する傾向にある、というお話です。

アダルトチルドレンって何?
アダルトチルドレンはアルコール依存症の親の元で育って大人になった人です。
【adult children of alcoholics】の略語。
今では虐待や家族の不仲などの問題を抱える【機能不全家族】で子供の頃に傷つき、そして大人になってからも生きづらさを抱えた人という定義です。

アダルトチルドレンは家庭内の安全が保証されていないので、その中で果たせる自分の役割を探し、演じる傾向にあります。

ひよぴち

次のような役割を演じることが多い

「ヒーロー(英雄)」:家族からも周囲からも評価されて、家族のさらなる期待に応え続けようとする。そのことで両親の関係が一時的に改善したようにみえることから、ますますがんばり続ける。


「イネイブラー(支え手、援助者)」:家族に奉仕することで自分の存在意義、役割を見出し自分自身の本当の問題と向き合うことを避ける。

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アダルトチルドレンは自分の都合よりも親の機嫌や家の中の雰囲気を優先します。
そのため自分の感情を抑えたり、相手に合わせようするあまり過剰適応になりがちです。

学校


多感な時期の大半を学校で過ごす人も多いと思います。


学校のクラスという、コミュニティの中に置いて

周囲の友達や先生に嫌われないように常に自己主張や対立を避け、周りと同調することによって当たり障りのない人間関係を維持しようと考えるのです。

その背景にはいじめ問題も根深く関わってます。

今はSNSの普及により「同調圧力」「承認不安」というのが昔よりも強い気がします。

いつ自分が標的になるか分からない、という心情から常に多数派に属していないと安心出来ないのです。

発達障害

自分の中でのルールを大事にするあまり、決められたことはきちんとやらなければと考え、その結果頑張りすぎたり・我慢しすぎたりする傾向があります。


働く場などで問題が生じてしまうのですが本人も自覚しにくく、また周りに伝えることが苦手であることが多いため、どんどん自分に負担をかけてしまい心身の不調に繋がったりします。

また、頑張っているのになかなか思うようになれない自分に傷つき、もしくは傷つけられてしまうこともあります。

見捨てられ不安


他人に嫌われたくないから、自己犠牲的な行動を選択します。

自分の感情を抑えて、しんどくても周りには大丈夫、大丈夫と笑顔で接し、いい人であり続けようとします。

会社なんかではこういう人に仕事が集まってきたりします。

だって断りませんから。
他人に嫌われたくない、というのも原動力になってるので仕事のクオリティも高い傾向にあるのではないかと思います。

迷える子羊

断れないから増えるワカメのごとく、増え続ける仕事量

ひよぴち

「出来てるし、本人は大丈夫って言ってるし頼んじゃお!」と、周りもこうなってくる

そしてそれに応えようとするあまり、過剰適応になってしまうのです。

社会と経済の不安


日本はバブル崩壊後、経済不況に長いこと見舞われてます。
企業は成果主義を導入し、リストラを推進しました。

会社からは結果を求められるようになり、そのため仕事が集中し、長時間労働をしなければならない状況となりました。

膨大な仕事量をどうにかするには、過剰適応しないと捌き切れない、という背景があるのではないでしょうか。

いきすぎた長時間労働を苦に自ら命を絶ってしまう例もあります。

頑張り屋で努力家で企業にとって望ましい特徴なはずなのに、
その特性ゆえ、職場への度を越した過剰適応したことにより、自分が潰されてしまったのです。

迷える子羊

辛い…

ひよぴち

これはとっても悲しいこと。
一生懸命頑張ってる人が辛い思いをして命を絶ってしまう、そんなことはあったらアカン。

日本人の心性

和を以て貴しとなす

という言葉があります。

ひよぴち

みんな仲良く、争わず、協調しようぜ☆ってことです

日本人は他人の目線や印象を大事にする民族性です。
自己よりも集団や他者を優先させることが美徳としてる節があります。


またその節に対して同調圧力的な感じもあるので

迷える子羊

みんなと同じようにやれよ
勝手なことはするな って空気を感じる

島国根性や村八分なんて言葉がある時点でそういう傾向が強いのは何となく理解できます。

私たちはこのような風潮の影響を、生まれた時から無自覚に受け続けているのです。

そう言った環境から過剰適応をしやすい心性があると言えます。

過剰適応で疲れている自分をケアする方法

深呼吸を習慣的に実践

過剰適応時は気持ちが張りつめ、体がガチガチになっています。

・会社で膨大な業務をひたすら処理してる時
・家事育児で時間に追われている時
・集中して勉強している時


こんな時は呼吸も浅くなりがちです。

人は息を吐く時にリラックスするそうです。

疲れた時はフゥーっと大きく息を吐いてみましょう。
その反動で次は大きく吸い込むようになり、上手に深呼吸できるようになります。

ひよぴち

呼吸の大事さはジョジョや鬼滅の刃でも証明されている

迷える子羊

それ多分ちがう…

過剰適応の状況を整理する

ひよぴち

まずは自分が過剰適応してしまってるかも?と認識を持つことが大事

・どのような場面で
・どのように生じているか
・どのような困りごとになってるか

これらを整理してみましょう。

私の経験


私は昔から人の目が気になる性分です。


それは職場でもバッチリ発揮されています。
基本的に割り当てられた仕事は自分が出せる最大限の力で対応してます。
何故なら自分の能力に自信がなく、人より劣っているので一生懸命頑張ること以外思い浮かばないのです。

人から頼まれたことを断れないのは人から役立たずと思われたくないからです。


時には自分の実力以上の業務量を割り当てられて、残業三昧に陥り家に帰っても仕事のことが頭から離れないということもありました。

帰宅すると、子供は寝ており、パートナーから「寂しがっていた」と聞かされたこともあり自分は何のためにこんなに働いているのか、と分からなくなってしまいました。

会社には、保育園のお迎えに間に合うように早く退社したり、子供の保育園行事に休みをもらうなど理解のある職場には感謝もしています。
しかし、そのことを後ろめたく感じることもあるし、また独身の同僚を見ていると羨ましくも感じます。

1,どのような場面で

・チーム内から割り当てられた業務対応
・得意先との交渉

2,どのように生じているか

私はまず、チーム内から割り当てられた業務量を自分一人で捌けきれないという所に『罪悪感』を感じることに気づきました。

自分の担当の業務で受け入れたのは自分。

それは自分の責任であり、他のメンバーに迷惑をかけるのは違うと考えていました。

捌き切れない理由として業務量が元々多いということもあるかもしれません。
それでもこれは私の仕事だからと周りに頼ると迷惑をかけてしまうと思ってしまうのです。


また得意先との交渉はノーと言うのが苦手なこともあり、出来るだけ意向に沿えるよういつも動いてました。意に沿おうと思うと関連部署も巻き込むこともあります。頼み込んだりすると迷惑になることもあるので、申し訳ないという気持ちを抱いてました。

3,どのような困りごとにつながっているか

『人に迷惑をかけるぐらいなら自分でやったほうがいい』という考えから、仕事を一人で抱え込みがちになってしまいました。
そのことから、残業・疲労感が増加し、量を捌かなければという思いから正確さ・効率は低下をしました。
得意先と関連部署から板挟みにあい、それもストレスやプレッシャーに繋がっていると思います。

このようにして問題の状況を整理することで、モヤモヤしていた思いが可視化されると手だてが見えてきたりするのです。

まとめ

世界はたくさんの頑張る人たちに支えられています。
本当にありがたいことです。


でも行き過ぎた頑張りは自分のことを知らず知らずのうちに追い詰めてしまいます。
だから『そんなこともあるんだ』という風に知っておくのが大事です。


この記事を読んでる人は自分よりも他人を優先する優しい人が多いでしょう。


自分が我慢をすれば、丸く収まると思わず苦しい時は逃げてもいいです。

迷える子羊

周りに迷惑かけるし、それで周りから色々言われるとつらい

ひよぴち

追い詰められてる人間に追い討ちをかけるような奴は私がビンタする

我慢もほどほどに。

自分を大切にしてくれる人が増えると嬉しいです。

それではアデュー。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 確かに、職場で意識しすぎてしまうことって有りますね。
    リラックスした状態で仕事に臨みたいものです。

    ブログ運営がんばって下さい(^^)/

    • みけねこ屋さん
      はじめまして!!
      リラックスして臨みたいですね。
      いつも気づくと肩をガチガチにさせてます(^q^)
      初めてコメントもらえて私はとても嬉しいです!
      ブログ、つまづいて放置気味だったのですがもっと頑張ろうと思えました!
      ありがとうございます!!

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