植松努さん著
「どうせ無理」と思っている君へ 本当の自信の増やしかたを読みました。
・「どうせ無理」という言葉の恐ろしさ
・夢に対する考え方
・やってみることの大切さ
この本にはこれらがギュギュッと詰まっています。
優しく前向きな言葉の中に植松さん自身が体験した悲しい出来事も語られているので、読み進めるたびに胸がギューっとなりました(語彙力…)
自分は何故こんなにも心が揺さぶられるのか?備忘録として残していこうと思います。
自分に自信がもてないそんな方へ是非お勧めしたいです。
植松努さんって?
植松努さんは北海道で「(株)植松電機」というリサイクル用マグネットの町工場を営まれてます。
そんな植松さんは子供の頃から夢であったロケット開発に携わり、打ち上げることもできます。
人工衛星も丸ごと全部作れるし、植松電機さんには世界に3つしかない「宇宙と同じ無重力状態を作れる装置」があります。
ドイツの研究所とアメリカのNASAにしかない装置ですよ、すごすぎません?
こんな経歴を見ると
そんなのこの人に才能があっただけでしょ
凡人がやったってどうせ無理、失敗する
そんな声が聞こえてきそうです。
上記に似たことを思った方は植松さんのTEDスピーチを是非観て欲しいです。猛烈に観てほしいです。
YouTubeで泣いたのはこれが初めてでした。初体験をありがとう…
「どうせ無理」という言葉の恐さ
植松さんは「どうせ無理」というのは自信を殺す呪文だと仰っていました。
みんなが何気なく使っているこの「どうせ無理」という言葉には自信や夢や可能性を潰す恐ろしい力があるのだ、と
最初から「どうせ無理」と諦めていれば挑戦しなくて済むし、挑戦しないのであれば失敗することもない。
何も考えなくてすむからとっても楽ちん、だからこそ恐い。
学生の頃、私の周りにもこの言葉に似たようなことを言う人がいました。
夢を追いかけたり、頑張ってる人を陰で中傷したり、馬鹿にしたりする。
自分は何もしないのに、達観した気になって人のことをとやかく言う。
そういうのを見ていると「あぁ、夢を持つことや頑張ることはこんな風に言われたりするのか」「現実的な夢じゃないと見ちゃダメなのか」学生という多感な時期だったこともあり、多少の影響は受けたと思います。
もちろん原因はそれだけではないと思いますが、私は夢というものを持つことが出来ませんでした。
夢や頑張りたいことを持ったところで人に馬鹿にされるだけ、と思い込んでたんですよね。
夢ってなんだろう?
TEDのスピーチで植松さんは
今、出来ないことを追いかけるのが夢ではないか?
と語っています。
中学生の頃、飛行機やロケットの仕事に夢見ていた植松さん。
そのことを先生に伝えると「よほど頭が良くないと」「お金もかかる」「お前にはどうせ無理」と言われたそうです。
そんなこと言われると悲しくなっちゃいますね…
でも、無理と言った先生は飛行機やロケットの仕事に携わったことがあるのでしょうか。やったことがあるのでしょうか。
多分違いますよね。
「そんなの無理だ」は、やったこともない人達の根拠のない言葉なのです。
ひよぴちの夢
学生の頃は夢ややりたいことがなかった私ですが、今はやりたいと思えることがあります。
◎会社から自立する
◎家族みんなでアメリカのディズニーランドに行く
◎子供の成長を見届ける
◎自分の大切な人達と幸せな時間を過ごす
うん、夢というには規模が小さいって私も思った!
でも夢に規模とか関係ないって植松さんも言ってたから!あと何個持っててもいいんだって!
自分のしたいことを少しずつやっていけたら、と思います。
「とにかくやってみる」ことの大切さ
自分が何に向いてるか、やってみないと解らないなぁ〜って思うのです。
私の話になって申し訳ないのですが、今までパソコンを使うような仕事は自分に向いてないと思ってました。
理由は高校生の時にパソコンの授業があったのですが、ビックリするくらい私にとってはつまらなかったのです。
ついていけなさすぎて、ずっと寝てました。
テストは悲惨でした。
そんな経験から私はパソコンを使う仕事は出来ない、と避けてきました。(仕事中に寝てしまうと本気で思ってた)
でも今では一日中パソコンを使う仕事をしています。もちろん寝てません。
しかも副業としてパソコンでブログを作ったりなんかもしてます。
パソコンを使うことはもう苦ではないし、自分に必要な勉強は楽しいです。
仕事として「パソコンを使う」に挑戦してみて本当に良かったと思います。
やったことのないことをやって、できるようになったとき。
これまでできなかったことが、できるようになったとき。
「自分の能力が増えた」と感じられたとき。
自然と生まれてくる「自分を信じる力」こそ、自信なのです。
引用:「どうせ無理」と思っている君へ 本当の自信の増やしかた
この文章を読んだ時、うんうんうん!と首もげるぐらい頷きました。
やったことないことにチャレンジしてみて上手くいけば自信となります。そうすればラッキーてなもんです。
例え失敗したとしても、いいと個人的に思ってます。
私もちょこちょこ挑戦しては失敗してますけど「死ぬわけじゃないし」と開き直りです。
これは合わんかったか〜と自分で分かっただけでも収穫な気がするのです。
次にも進めますしね!
まとめ
とてもすごい功績のある植松さんも昔は周りの人から否定されたり、馬鹿にされたり辛い体験をたくさんなされました。
それでも自分のやりたいこと、夢を諦めなかった姿に私は心を揺さぶられたのかもしれません。
TEDスピーチで植松さんは最後に
「だったらこうしてみたら」が世界中で流行れば「どうせ無理」という言葉がなくなる、と仰っていました。
夢を誰かに話した時「そんなの無理だ」と言われたらやる気も自信も失っちゃいます。
でも「だったらこうしてみたら」って
そんな風に言い合えたなら、そのほうがきっと楽しくなる。
とても素敵な言葉だと思いました。
上手くいかない時、落ち込んだ時に私はとても勇気をもらえました。
勇気が欲しい、そんな時に是非読んで頂きたい一冊です。
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