・やる気が出ない、何もしたくない
・しなくちゃいけないと分かっているが、やる気になれない
・休みの日は寝てばかりで自己嫌悪
こんなお悩みを抱いてはいませんか?
もしかしたらやる気を出せない自分に対して、自己嫌悪を感じたり「怠惰で甘えている」と自分を責めたりしてしまってるかもしれません。
やる気を出すためにはやる気が出ない原因とは何か?を認識し、対処する必要があるのです。
私は20代の頃が1番やる気を出せなくて悩んでました。
この記事ではやる気が出ない理由と
やる気が出ない時の対処法をお伝えしていきます。
参考図書はこちら
・自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法 下園壮太
・一生モノの「自信」が手に入る本 佐藤幸雄
やる気が出ない理由は?
・私の中の原始人がストップをかけていた
・ホメオスタシスの働き
私が結論づけた理由は以上2点。
こちらにてお届けします。
20代の頃、休日の度にゴロゴロしては最終日の夜、後悔に咽び泣いていたひよぴちです。
今より体力も気力もあったはずなのに、休日に限らず常に気怠く、やる気の「や」の字も起きませんでした。
休みの日は仕事疲れなのか1日寝て過ごす、というのが常態化し何もする気になれなかったのです。
最早お布団がお友達状態。
「今日もつまらぬ1日を過ごしてしまった…」
そんな後悔を繰り返してました。
何故、こんな状態に陥ってたのか?
私の場合は【心と脳】両方に原因があったのです。
原因①私の中の原始人がストップをかけていた
いきなり原始人…?やだこの人怖い…と思わないでください。
帰らないでください。
頭が変になったわけではありません。
これは本にちゃんと書いてあることなんです。
私は頑張りたいと頭では思っているのに「頑張れない・やる気が出ない」こんな状態が長らく続いていました。
それこそ年単位です。長いです。
特に酷かったのが20代の前半。
就職したての頃です。
要領も悪けりゃ、物覚えも悪いってことで私は仕事がかなり辛かったです。
頑張らなきゃ、と頭では分かってるんですが休みの日は寝て過ごす日々。
変に真面目な性格のため「頑張れない自分」状態がとても辛く
「自分のことでさえ碌にコントロール出来ないクズ…」
と、かなり落ち込み自信をなくしていました。
自信がなくなると頑張る気持ちややる気って湧いてこないんだ、って今なら解ります。
自信をなくして、落ち込んでる時はどんだけ頭が「やれ、やれ!」って命令しても出来なかったりします。
それは、私の中の原始人の心がストップをかけてくれていたからなんです。
原始人の心って?
原始人の心は私たちの「無意識や欲求」に関わってきます。
人間の祖先は原始人です。
この原始人時代というのは人類が誕生してからとてつもなく長い期間でした。
今のような文明が出来たのは、人類が誕生した時系列から見ると、ほんの最近の出来事。
つまり人類が誕生してからのほとんどの時間は飢えや寒さ、食うか食われるかの原始人時代が占めていたわけです。
私たちの中には、その過酷な時代を生き抜くためのプログラムがしっかりと刻み込まれています。
このプログラムが原始人の心なのです。
例えば、何故ダイエットは失敗する人が多いのでしょうか。
それは栄養を摂らないと死んでしまう、と原始人の心は知っているからです。
原始人は食うか食われるかの世界。
飢餓がきても大丈夫なように食べられる内に食べて栄養を溜め込んでおけ、と無意識の内に指令を出してるというわけです。
原始人の心とやる気の関係
原始人はとてもエネルギーを大切にします。
エネルギー切れは死に直結するからです。
このエネルギーが少なくなってくると私たちの原始人の心が「これ以上頑張るな」と必死にブレーキをかけてきます。
疲労感を強め、何もやる気にさせないようにしてくるわけです。
やる気が出ないというのは
「あなた頑張りすぎよ。少し休みなさい」
という原始人からの叫びなのです。
頑張りたいのに頑張れない。
頭でいくら「頑張れ頑張れ!」と気合をいれても原始人の心には勝てない。
頑張ろうと思えば思うほど、頑張れない自分に対して自信を失い、負のスパイラルにハマっていってしまう…
そんな時はゆっくり休んでエネルギーを充電していいのです。
無理に頑張ろうとせず
自分の好きなことをしたっていい、ゴロゴロして過ごしてもいい。
真面目な人は「自分を甘やかしたらもっとダメになってしまう」と考えてしまうかもしれない。
自分を責めてしまうかもしれない。
でも私たちはロボットではないのです。
感情を持ってます、しんどい時もあります。
生き物は疲れてる時は休まなければならないのです。
エネルギーがチャージされたら自然とやる気は湧いてくるものです。
まずはエネルギーを溜めて土台を作りましょう。
自分を責めそうになった時は
「原始人の心がストップをかけてくれているんだ」こう思うようにしましょう。
原因②ホメオスタシスの働きがあるから
ホメオスタシスとは「心身共に今の状態を維持しよう」とする働きです。
\ 具体例 /
・寒かったら身体を震わせて、体温が下がらないようにする
・食べたら血糖値が上がるので、インシュリンを出して、血糖値を下げる
抜粋一生ものの自信が手に入る本
これらの働きは生物にとって生きるためにとても大切なものです。
ホメオスタシスとやる気の関係
ホメオスタシスが生物にとって欠かせない機能ということは分かりました。
しかしこれが脳や心にも働くことによって
・やる気が続かない
・モチベーションが上がったり下がったりする
・三日坊主になる
ホメオスタシスには「元の状態に戻そうとする働き」があるため、このようなことが起こるのです。
新しいこと始めても三日坊主になるのはこのホメオスタシスが
「ちょっとちょっと。何勝手に新しいこと始めてますねん。元に戻すからやる気奪うで。ほんまかなわんな」
多分こんな感じで調整してます(知らんけど)
モチベーションが上がったのなら、いずれ下がります。
逆も然り。
モチベーションが上がったり下がったりするのは意思の力は関係なく、生物としての働きだったのです。
これは原始人の心も関係してるのではないかと思います。
原始人にとって「未知」ってきっと怖いことだと思うんです。
下手したら死にますから。
だから新しいことを始めようとすると「今までしたことないこと=未知」ってことで回避しようとします。
現状維持の方が安全だからです。
ハッピーな変化にもホメオスタシスは作用する
・出世した
・出産した
どれも一般的にはおめでとー!と言われそうなことばかりです。
例えば結婚なんかはマリッジブルーという言葉がありますよね。
これは今までの生活が変化することに無意識の内に恐れを抱いてるからだと推測されます。
幸せな変化にもストレスを抱いちゃうなんて人間って不思議ですね。
・幸せなはずなのになんで不安なんだろう…
・上手くいってるのに怖い…
こう感じたら「おぉ、これがホメオスタシス…」と理解しましょう。
理解をすれば受け入れられるのです。
やる気が出ない時の対策
まず1番大事なのはやる気が出ないのは何が原因なのか認識し理解することです。
認識さえ出来れば対策が立てられます。
原始人の心が叫んでいるのであれば
今は無理せず、ゆっくり自分を休めてあげましょう。
大丈夫です。
エネルギーがチャージされたら自然とやる気は湧き上がります。
元気がない時にやる気は出ません。
まずは自分を元気にして、それから興味のあることやしたいことをすればきっとすごく楽しいです。
楽しいとどんどんやる気が出ます。そこからいい循環も生まれてくるのです。
ホメオスタシスに負けない習慣の作り方
せっかくやる気が出て新しいことにチャレンジしたのに三日坊主です、の場合はこのホメオスタシスの元に戻ろうとする働きが原因です。
なのでこのホメちゃんを上手く使うことが出来れば、やる気がなくてもモチベーションがなくても続けることができる、ということです。
そう。
つまりは習慣化さえすれば万事解決なのです。
おま、ふざけんなよ、それが出来たらこちとら、苦労しねぇんだよ、バーカ!
という声が聞こえてきそうですね。私もそう思います。習慣化ってなんであんなムズイのでしょうね。
ただ、私も習慣化には挫折に挫折を重ね、習慣化挫折マスターの称号(自称)を得た身として2つだけ言いたいのです。
◎すぐに結果出そう、出したい、とかそんな欲はとりあえず置いといて、クッソ簡単なことから習慣化を始める。
◎例え毎日続かなくても、続けることを諦めない。
クッソ簡単なことから習慣化を始める
結果を出すことに焦りすぎて、無茶な習慣化をしようとしてる人はいませんか?
私です。
ブログをやり始めた当初2000〜3000文字の記事を毎日更新しようと思ってゲロ吐きそうでした。
次は簡単な日記を毎日更新しようと思って、目眩しました。
今では毎日1文字打ったらオッケーというレベルにまで下げてます。
うちの5歳の子どもでも出来そうです。
大きすぎる目標を設定してしまうと人によってはすごい負担になってしまいます。
だから「自分が出来そうなレベル」を設定するのがオススメです。
ブログを1文字打つだけ、の設定は私には合ってました。
1文字打ったらその先も打ちたくなるので毎日1文字で終わるってことはないのです。やり始めさえすれば人間はその先もやりたくなってくるのです。人間って不思議ですね。
おかげで挫折せずに続けられてます。
習慣化のレベル設定は人それぞれ。
続けられる心地よい設定がきっとあります。
だから例え最初挫折したとしても諦めないでほしいな、と思うのです。
毎日続かなくても続けることを諦めない
よし、自分が出来そうなレベル設定できた!これを毎日続けて習慣化や!
↓
三日坊主でした。
↓
こんな簡単なことも出来ない自分って…
こんな風に落ち込む必要は全くありません。
毎日続けられなかったからと言って止めてしまうのは勿体ないです。
私は去年から
1日1回トイレの便器を擦る
というのを習慣化にしてます。
トイレ掃除だとハードルが高いので、トイレのついでに出来る便器掃除にしました。
10秒ぐらいです。
とっても簡単です。
簡単なのに最初は二日坊主でした。
簡単といえど面倒くさいもんは面倒くさいのです。
そこからは気分が乗ってる時にやるようになりました。
半年ぐらい経って1週間のうちに4-5日は出来るようになりました。
1年経った今では朝トイレすると「あ、便器擦ろう」と思うようになってきました(たまに忘れる)
多分、今では便器掃除やめた方が気持ち悪いってなると思います。
これがホメオスタシスの力、現状を維持しようとする力です。
最初面倒くさいと思ってたことも時間はかかりましたが、続けることによって「これやらないとなんだか気持ち悪い」という風になります。
習慣化したいと思ってたことが自動的に出来るようになってくるのです。
ホメちゃんすごいですね。
まとめ
今回はやる気の出ない原因と対処法についてでした。
・原因1つ目…
私の中の原始人がストップをかけていた
・対処法…
何もやる気が出ないのは自分でも気付かないうちに心も身体も消耗しきっているからかもしれません。原始人の心が休めって言ってくれてるんです。
そんな時は無理せず、ゆっくり休みましょう。
今はエネルギーをチャージする時です。
・原因2つ目…
ホメオスタシスの働き
・対処法…
1週間のうち2.3日だけしか出来なかったとしても、それでも諦めず続けることが大事。
習慣化するには時間がかかるものだと認識すれば、必ず習慣化は出来ます!
少しでも皆様のやる気のお役に立てれば幸いです。
そんなこんなで以上!
アデュー
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