自己肯定感という言葉をよく耳にするようになった昨今。
私は自分のことが一番信じられない人間でした。
・何をやっても失敗しそうな気がする…
・どうせ自分なんて変われるわけない…
・人からどう思われてるかめちゃくちゃ気になる…
こういう風に感じてしまうことがとても多かったのです。
ただ最近は自分のことを少し信じられそうになってきてて、その理由はこの自己肯定感が産毛ぐらいには育ってきたんだ!と実感があるからです。
いくつになっても自己肯定感は育てられる。
自己肯定感が低くて、自分に自信が持てない…そんな方の参考になれば幸いです。
自己肯定感とは?
自己肯定感は「ありのままの自分を肯定する感覚」のことです。
要はそのままの自分を愛せているかどうか。
自己肯定感が低いと…
×他人の目をいつも気にしてしんどくなる
×形や表面上だけの偽物の繋がりを求めてしまう
自己肯定感が高いと…
◎〇〇しなければいけない、ではなくやりたい!と思えることが増える
◎心に余裕があるのでマウンティングをしない
◎自分も他人も良いところを見つけることができる
こう見ると自己肯定感が高いだけで人生お得な気がしますね!
自己肯定感が上がる3つの習慣
私が自己肯定感を上げるのに繋がったかも?と思うのが
この3つとなります。
ちっちゃい成功体験を積む
人に誇れるような大きな成功体験じゃなくていいんです。
・挨拶ができた
・今日も定時まで仕事頑張れた
こういう自分が出来ていることを寝る前にでも思い起こしてほしいのです。
自分が出来てること、やれてることにはフォーカスせず失敗ばっかり頭を駆け巡っちゃう方っていませんか?
私がまさしくそうなんですが
結構引きずるタイプです。
家に帰ってシャワー浴びながら思い出しては「あぁぁああなんであんな失敗をぉぉ」
寝る前に思い出しては「してしまったんだぁぁああ!!」
こんな感じでよく自己嫌悪に悶えてました。
もうその失敗が家に帰っても離れないの、ずーっと頭ん中グルグルしてる
でも思ったんです、自己嫌悪にいくら落ちようが失敗した事実が消えるわけではないし、いくら反省したとしてもそこにあまり意味なんてないんだ、と
私が出来ることは同じ失敗を繰り返さないために何が出来るかを考えることや!ということに
そこからは、とにかく同じ失敗をしないぞ!という気持ちで自分なりに対策を考えたりするようになりました。
その対策がバッチリ決まって、スムーズに業務が完遂出来た時はちょっと興奮する。達成感が出て「前より成長できたかも!」って思えたりします。
正直、最初はそんな対策とか考えるのめんどくせぇ!とか思ってたんですが一個一個出来ていくとそれがちっちゃい成功体験となって自分の自信に繋がっていきました。
今ではちょっとやそっとの失敗じゃ動じないぐらいには図太くなったと自覚しています。
これは私の例だったけど、きっとみんな出来てることの方が絶対多いんです。
それを「出来て当たり前なことだから」と思わず「こんないっぱいのこと出来てるやん、自分すげぇぇ!」と思って、いつもちっちゃい成功体験をしてるってのを自覚して欲しいな、と思います。
自分はすげぇんだよ!って認めてあげましょう!!
尊敬できる人の近くにいる
私は20代で6回転職するという全然輝かしくない経歴があります。
6回中5回は3ヶ月〜1年というド短期で辞めてるんですが(我ながらひどい職歴)
1カ所だけ3年ほど続いた職場がありました。
続けられた理由は尊敬できる上司がいたからです。
辞めまくってた時は20代前半で経験も少なく、更にポテンシャルもヘッポコだったため本当に仕事が出来ないポンコツでした(今もポンコツですが)
物覚えも悪く、仕事も遅く、職場の先輩には褒められた記憶もなく、怒られるか呆れられるかのどちらかでした。
元々自信のない性格から人の顔色ばかりを伺う気質があったので、怒られたり呆れられる度に「自分なんて必要のない存在」「給料泥棒」と思いながら仕事をしてたんです。
んで、すぐ辞めちゃう。
今思うと、未熟で自意識過剰で被害妄想感が強かったのもあるのですが…あの時はただ辛かったなぁ。
そんなこんなで20代前半は自分は何をやってもすぐ辞める。
みんなが普通にやってる(ように見えていた)社会人としてマトモに働けない。
かと言って何かしら努力をするわけでもない自分に甘いクズ。
こんな感じで自己肯定感のカケラもない、やさぐれ野郎と化しておりました。
当時一人暮らしをしていたので、働かないと家賃払えないしご飯も食べられなくなる。
嫌だけどとりあえず働かなくちゃ…
ということで5社目に入った会社が初めて3年間辞めずに続けることが出来た職場になりました。
最初にも言いましたが、続けられたのは尊敬できる上司がいたからです。
今まで上司や先輩からは怒られるか呆れられるかの2択だった私を初めて褒めてくれました。
ただ最初は素直に信じることが出来ず
「私みたいなダメ人間に褒めるとこなんてない」
「そんなこと本当は思ってないのに無理に褒めようとしてる」
まぁ、色々ひん曲がった受け取り方をしてましたね。
面倒くせぇ奴です。
ただ上司の褒めてくれる言葉は
私の対応のここが良かった、とか
こういう所が長所だね、とか
見てくれているから出る言葉というか
上辺だけの言葉じゃない、というのが段々伝わってきたのです。
しかもこの上司は仕事自体もとても出来た。
私は至らないとこもいっぱいあったので指導を受けることもたくさんありました。
でも怒鳴られたり、嫌味っぽかったり、見下したような言い方をされたことは一度もありません。
だからスッと言葉も入ってきて
この人みたいになるにはどうすればいいんだろう?
って初めて自分自身で考えるようになりました
最初は言われた通りのことしか出来なかったり、真似っこをするしか出来なかったけど
「こうしたらどうだろう?」
「ああしたらもっと良くなるかも」と
自分で考えそれが上手いくと、初めて仕事が少し楽しいかも…と思えたのです。
いい上司に巡り会えるかどうかは運の要素も大きいですよね(最近は上司ガチャなんて言葉もありますし)
今、身近に尊敬できる人がいる というのはそれだけでラッキーかもしれません。
尊敬出来る人が近くにいると、それだけでいい影響をたくさん受けることが出来きます。私は褒められると、やっぱ嬉しくてそれが自信に繋がっていきました。
ありがたいことに今の職場も尊敬出来る人が何人かいます。
おかげ様で今までの人生の中で一番続いてる職場になりました(丸7年)
完璧主義をやめた
丸7年続いてる今の職場ですが
「お前の能力と限界なんてこんなもんだ!」
と叩きつけられた出来事がありました。
退職者が数名一気に出て、業務が集中し朝早く出社して夜遅くまで残業してもその日に終えなければならない業務が全然終わらないという日々。
やることが多かったので
「とにかく早く処理をしなきゃ」という思いがあったため、確認とかも雑になっていたんでしょうね。
今までしなかったようなミスを連発するようになりました。
そしてそのミスの尻拭いのために時間をロスするという負のループ。
今まで出来ていたことが出来なくなる、ということはかなりショックで
自分なりに培ってきた小枝ぐらいの自信も見事にポッキリいきました。
仕事が終わらないのは自分の能力がクソカスだから
もっと努力して能力を伸ばさないといけない
与えられた仕事も満足に出来ない
自分よりもっと優秀な人を雇った方が職場のためなんじゃないか
自分のことをとにかく卑下する日々がカムバックです。
おかえり20代の頃の私。
そんなある日
家庭のこと、会社のこと、色んなことが重なってしまった日
突然プツンと切れてしまいました。
家に帰るとペンと紙を出し、辞表を書き始め
翌日そのまま上司に提出
そして設けられる話し合いの場
一通り私の話を聞いてくれた上司からは一言
「ひよぴちさんは完璧主義なんだね」
と。
誰が?完璧主義?私??って初めはポカーンとしてしまいました。
自分が完璧主義というのは今まで考えたことがなかったので…
一つでも出来てないことがあるとそこにフォーカスして
「こんなこともできない自分はダメなんだ」っていう発言をしたり
「なんでも抱え込んで1人で解決しようとしたり」するのが言動に出ていたそうです。
そうか…私は完璧主義なのか…
人から言われて初めて認識することができました。
確かに私はエース級の能力を持った自分、というのを理想にしていたのかもしれない。
あれも出来る、これも出来る、何でも出来るスーパーマン。
でも実際はポンコツな能力しかないので
当然理想には程遠くて
だからもっと努力しなきゃいけないんだ、って思うんだけど
それでも理想と現実は開いたまんまで
そのギャップがとても苦しかった。
「全てのことを完璧に、なんでもできる人はいない」
「できることを一個ずつこなせたらそれでいい。一気に何でも出来なくていい」
そう言われて
そんなんでいいのか…
拍子抜けしたのと同時に肩の荷がスッと下りたのです。
結局、辞める話は一旦お流れして今もなんとか続けられてます。
完璧主義で辛いという人は
何故辛いと感じるのか自分に耳を傾けてほしいなぁと思います。
・出来ないことに対して、努力・根性が足りないという言葉や〇〇でなければいけないという思考で自分を追い詰めてませんか?
出来ないことだってあったっていい、
って思っていいんです。
そんな開き直りみたいなこと出来ねぇよ、って方も
今は出来ないけど、いつか出来るようになったらいいな
ぐらいにして心に余裕を持たせてあげると楽になります。
理想を持つのは素敵だけど完璧な理想を追い求めすぎると、現実の自分とのギャップに自信を奪われてしまいます。
自分に優しくしてあげましょう。
だってもう十分に頑張っているのだから
まとめ
自己肯定感が低いと自分に自信が持てないし、辛く感じることもありますよね。
どんな人でも出来てることやいい所っていうのは何かしら持っているもの。
自分の素敵な点にもっと目を向けて
自信を持てる人が増えたら、嬉しい。
少しずつ変わっていけば、それが未来の大きな変化になっていきます。
それでは皆様ごきげんよう。アデュー!
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