「べきねば論」を取っ払ったら人生楽しくなった話

もうすぐ2021年も終わりを迎えますね。
今年はいつもと比べて、気持ちが楽な日々を過ごすことが出来ました。

その理由は「べきねば論」を取っ払うことが出来たから、これに尽きます。

今年最後の振り返りとして、書き綴っていきたいと思います。

目次

「べきねば論」を取っ払ったら人生楽しくなった

私は昔から「〇〇であるべき、〇〇であらねば」という考えに取り憑かれていました。

・きょうだいの1番上なのだから、ちゃんとしとくべき

・正社員なのだから会社に貢献する存在であるべき

・親なのだからどんな時でも子供を愛さねばならない

など

そんな思いが自分の中にありました。
それはそれは根深い思いです。

きょうだいのくだりから言うと私は妹が1人いるのですが、妹が生まれたのは私が1歳になって間もなくです。
なので年子です。

物心ついた時には「アンタは上なんだからちゃんとしなさい」の十字架を背負ってきました。

今なら年子なんて最早誤差!同い年と変わらんやろ!って思うんですが、親からしたら「アンタは上なんだから」は非常に使い勝手の良い言葉だったのかな、と思います。

何かある度に伝家の宝刀「アンタは上なんだから」を振りかざされていました。

その結果かどうかは分かりませんが「上なんだからちゃんとしないといけない」というのは見事に私に根付きました。

前に実家に帰った時、自分の部屋で10年後の自分に宛てた手紙というのを発見したのですが。

その手紙は高校2年の時に書いたもので、発見した時は10年なんてとうに過ぎてて存在すら忘れてました。

そこには

ちゃんとした人間になってますか?

と書かれてまして。

正直「うわぁ…」と思いましたね。

高校生が書く内容としてはなんとも夢のない手紙です。

〇〇でなければならない、という言葉は一種の呪いだと思っています。

でも〇〇でなければならない、の呪いに囚われている人って結構多いのではないかな、と思います。

さてこんな感じで私の考え方は「べきねば論」にがんじがらめ状態だったわけですが

最近、ひいてはこの1年間は「一生このままなの、つれーわ」つって開き直りをしだしました。

超私の主観と偏見なんですけど「こうあるべき」と考える人って真面目で完璧主義志向じゃないですか?
結構自分の理想とか持ってて、またその理想像がめっちゃ高い。てっぺんが見えない。そんなことないですか。私だけですか。

理想を持つってすごく良いことだと個人的には思います。

ただあまりにも高すぎる理想を追いかけるのって本当果てがないんですよね。

手が届いたと思ったらまたすぐ壁が出来る。

そうして理想と自分の力量のギャップに苦しんだりします。

頭、思考はずっと言ってくるんです「出来ないのは頑張りが足りないからだ。もっと頑張るべきなんだ」
そうやって頭は頑張ろう、頑張ろう、と心の方に叱咤激励を飛ばしてるのかもしれません。

でも心の方はどうなんでしょう?
もういっぱいいっぱいだったら?

頭では頑張らないといけない、と思っていても心がついていけなかったら、すごく落ち込みます。

20代前半、初めて入社した会社で私は業務内容があまり好きになれず、どうしても仕事の流れなどが覚えられなかった。
勤務形態が朝から次の日の朝まで出勤して3日間休むというちょっと特殊な感じでした。

業務内容が覚えられないなら、週に3日も休みがある、その間に復習したり勉強したりすればいいんです。
出来ないなら出来るようになる努力をしなきゃいけない、頭では分かっていました。

分かっちゃいるんだけど…その業務が嫌すぎて休みの日まで考えたくない、って心の方が嫌がってたんだと思います。
泣きながら業務の振り返りをしてました。

どうしても出来ない時は「自分はやらなきゃいけない努力も出来ないクソやろう」と酷く落ち込みました。

今でこそ仕事嫌だ嫌だ、辞めてやる、とか言えるようになりましたが、昔は「せっかく雇ってもらったんだからそんなこと言ったらいけない」と思って気持ちに蓋をしていました。

自分の心を偽ってしまってたんです。

心の声を受け入れると楽になれた

「べきねば論」を取っ払うということは、自分の心の声に耳を傾けることと同義だと思ってます。

頭では「こうあるべき!」と思っても心が「嫌だ!いっぱいいっぱい!」と感じているのであれば、そのことに蓋をするのではなく心が感じた感情をそのまま受け入れてあげる。
今、自分は嫌だと思っている、と認識するだけでも心は楽になるのです。

この1年で自分の弱い所や認めたくないことも認識をするということがとても大事だと感じました。

自分の認めたくないことを認識するのって最初結構イヤだったんですけど、少しずつやっていくと不思議と出来るようになってくるもんです。

この認識するという行為を繰り返していくと、「べきねば論」に振り回されず自分の心の感情を大事に出来ます。

「べきねば論」を取っ払って自分の心を大事に出来ると人生が本当に楽になります。

今、辛い苦しいという人は自分の心に耳を傾けて頂きたいです。

最後に

さて、今年1年ももう間もなく終わります。
来年も自分の心に耳を傾けて、自分の機嫌をとりながら心地よい人生を歩みましょう。

来年も良い一年を!
アデュー。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次